今まで使っていたZend Encoder(Zend Guardの2世代前)も、対応バージョンにそろそろ陰りが出て来たので、
現行バージョンに対応したエンコーダを手に入れないとと思っていたが、
Zend Guardの通り、かなりに嫌気が差していたので、ネットを探して、このエンコーダに到達。
とはいうものの、それでも日本語版はかなりなお値段。
日本語マニュアルの為の差額にしては、高すぎ 。
判らないところだけ、翻訳サイトで翻訳すれば事足りるので、開発元から直接入手 。
で早速案件があったので、使ってみた 。
メリット
- 最新バージョンにも対応。
- php.ini設定やApacheの再起動などの権限がなくても、下記条件をクリアすれば、ローダをロードできる。
- Apache再起動権限がない場合の条件。
- セーフモードが無効になっている。
- 動的ロードが可能なので、php.ini設定項目「enable_dl」がオン(デフォルトではオン)になっている。
- Apache再起動権限がある場合。
- ローダ(Zend OptimizerやZend Guard Loader)よりも先にロードさせる。
- Apache再起動権限がない場合の条件。
- 開発元から直接購入すれば、かなりお安く入手可能(GUI版込みで、$414) 。
- 追加ライセンスも可能で、複数台で利用する場合、お得 。
- PHPファイル以外もエンコード対象とできる為、テンプレートや静的ファイル(htmlやPDFなど)も保護できる 。
- エンコード処理時、PHPファイルも含め、コピーファイルも、ソースと同じタイムスタンプで処理してくれる。
- サーバへアップロードする際、タイムスタンプでアップするかしないを判断できるので、ftpクライアント任せにできる 。
- 開発中や運用後のトラブルシューティングする際に、
タイムスタンプだけで新旧を判別できるので、無用な(変更したかどうかの)確認が不要となり、作業量が軽減する 。
感想
- 日本語版は、マニュアルやサポートが日本語で受けられるが、
2011-11-18現在、GUI版も同時購入時、その為の費用差が最大7万程度掛かる。
Zend Guardよりは、良いものの、多分マニュアルだけの日本語化でこの差は大きい 。
エンコーダを必要とするユーザは、生業としているか、ある程度の技量があるはずなので、
日本語版である必要があるのか疑問 。
もちろん、ファイル・フォルダ名が日本語でも問題なし 。 - GUI版には、若干の不具合らしきものが見受けられるが、目を瞑れる範囲 。
- Zend Guardと比較しても、性能差を感じられない。
ただし、ベンチを取ったり、エンコード後のサイズや、暗号化強度を詳細にデータ取りをしていないが、
一定のレベルは確保できていると思う。 - 10年位前ならまだしも、今のサーバやOSを含めた、システム性能は、飛躍的に向上しているので、
多少、下手なソースを書いても、カリカリ動いてくれているので、最適・高速化よりも、
暗号化がキープされているかがカギになるのかなと 。
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